# 2
鹿と目が合った瞬間、心に溜まっていたことにすら気づかなかった淀んだ何かが、すっと溶けていくのを感じた。
動物は全然好きな方じゃなく、せっかく行くし一応みておきたい、くらいの気持ちで鹿に会いにきたけど、動物って癒し。
ちなみに、左奥の鹿、マウンティングしようとしたあと蹴られてめっちゃ鈍い音してた。
なにもない。単純だけど見ることが難しい景色。二千年前は、どこにでもこんな風景が広がっていたのかな。
地元の方々のお散歩やジョギングコースとなっている模様。
朱塗りは奈良時代の唐風文化の特徴なんだと思う。他ではあまりみない。馴染みの無い色合いに囲まれて、時空を超えたような気持ちになる。
暖簾みたいなの(これも他では見ない気がする)が風にあおられてふわーっと揺れるのが美しい。
当時の人々の目に映ったのと同じ風景を見ているのかな。時間の流れが遅くなったように感じる。
歴史の資料集でしかみたことのない、伝説のTOTO
お寺とかそんなに好きではなくて、行く前は全然期待していなかったけど、建築物として純粋にすごく美しいお寺だった。
おみくじやお線香、ポストカードいろいろ売っていて、結構お買い物もした。
こっちの駅から乗ると、東京方面に出るにはよい。帰りしな寄るのがお奨め。