# 4-1
4 日間の旅の一日目。
昨年の秋、訪れて、蒸し湯がすごく気持ち良くて、外せないな、と思ってきました。
源泉が高温であるため、ふるくから、天然のミストサウナとして利用されてきた。
日田の芸者さんたちが、出勤前に入りに来ていたそう。
ほんの微かに、硫黄のような、独特の香りがするのが好き。
山あいの、小さな温泉地。
小さい個人経営のお宿が多いので、団体客の姿をみることはほとんどなく、静かにすごせるところが好き。
静けさの中、川の音が、ずっと響いています。
テレビが聞こえないくらいに、川の水音が聴こえてくる。
心が洗われます。
夜になると、鈴虫みたいな金属質な綺麗な声で鳴くのが聴こえます。
蜉蝣も見られます。
右下の赤色のキャラクターは、杖じいという名前らしい。
杖立温泉という名前には、杖をついてやってきた湯治客が、帰りには杖が要らなくなって、立てかけて帰るほど、効能のある温泉との由来があるらしい。
昨年は日田駅からバスが出てましたが、現在震災により運休中。
道路自体の復旧が 9 月末予定の為、10 月には再開するかもしれません。
今回は、福岡発の黒川温泉ゆき(日田バスステーションは経由する)に乗って、途中(ゆうステーション)で降りて迎えに来て頂きました。
色々あって、女将さんとお話しして頂いて、最後は「また来てくださいね」って握手してお別れしました。
客足が減ってしまいしんどい思いをされているんだろうな、と思った。
とっても素敵な温泉地なので、また行きたい。