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舞台

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初めて、現実世界で彼らを見た。
肉眼で確認でき、実在していることが、少し不思議だった。

虎者は一度も当たったことが無かった。
というか、ライブも何もかも初めて当たったのが今回の公演。
本当に当たることってあるんだと思った。

最初の年には、グッズを買いに劇場へ。
昨年は配信で。
コロナ禍の特別対応だったのか、今年は配信は無し。

正直、昨年の方が曲目が良かった。
紅孔雀の変面→電飾を使った衣裳
碧鷺の椅子と手袋→別の楽曲(演出も)
昨年の方が純粋に楽曲が好きだったのと、
現代的な格好いい楽曲と変面、
ジャニーズぽくない大人な雰囲気の楽曲と新規性のある演出、
楽曲と演出の取り合わせもセンスがあった。
お洒落だと思った。
今回の楽曲・演出はサマリーとかでやってそうな想定内な内容に思えた。

お芝居の内容に関して、
ストーリーはマイナーチェンジしていた。
色々微妙なのは従来通り。
話から思考が逸れる程気になるような点はなく、問題無かった。
初年度(観てないので情報からの推測)、昨年に比べても、恋愛要素が皆無となった為、その点では(おそらくファンの全員が思っていることだろうが)改善されたと言える。
ストーリー上は、隼(佐藤新)が主役かと思うくらい優遇されているように感じた。
殺陣に関しては、今年の方がまとまっていて迫力があったように思える。

トランポリン、肉眼でみると迫力がある。
問題は、全員衣裳が白で似通っている為、
区別がつきにくい。
照明をメンカラにするとか出来ないのだろうか。

ショーに関して、
昨年より楽曲が少なく感じた。
新曲の BIG BANG BOY を二回やったからだろうか。
2部までの繋ぎに出される「~そう、彼らこそBIG BANG BOY なのだ!」という公式怪文書は笑った。ジャニーズ成分を摂取。

BIG BANG BOY は、動画でみたときは微妙な曲に感じたが、
肉眼でみると、腰で細かくリズムを取っているのが見えて、ノれる楽曲に感じ、好きになった。
流石のダンスの底力を感じた。

カーテンコールでは喋っている彼らを見て、
動画でみるいつも通りの姿、
いつも通りの声、言葉、雰囲気、
そして微妙に動いたり(当然だけど)しているのをみて、
同じ時間、同じ空間にいるんだ、生きている人間なんだ、と不思議な感慨を感じた。

総じて、当然と言えば当然なのだが、
エンターテイメントとして優れていて、
人に勧めて一緒に観劇したいと思った。
一方で、今まで一度も当たらず、現実に観ることができず、
だからこそ、肉眼で見たとき、もっと高揚感などあると思っていたのだが、意外と落ち着いている自分が意外だった。

舞台(ウェストサイドストーリー)を志し始まったジャニーズだから、
逆説的なのだけれど、やはり、ジャニーズのエンターテイメントはコンサート(ライブ)こそなのだろうか。
それとも、KinKi のコンサートがあまりに卓越していたのだろうか。
まだ TravisJapan のライブに参加したことがない為、比較対象が KinKi のコンサートしかないのでわからないが。
確かに、配信で虎者を見たとき、すごく惹き付けられ、実際に観たいと思ったので、
おそらく昨年の配信でネタバレ、比較対象があり、かつ昨年の方が楽曲など好きだった為に、
今年の盛り上がりに欠けてしまった面もあるのかもしれない。
いずれ、ライブに行けたら、どう感じるのか、
または来年の虎者を観ることができたら、どう感じるのか、楽しみにしておきたい。